奄美のハンドメイド界を盛り上げ、作家としての飛躍を願うために開催された「第1回あまみハンドメイド大賞」。
奄美大島(含:加計呂麻島・与路島・請島)在住のハンドメイド作家を対象とし出品を呼びかけたところ、32名の作家からさまざまな作品が集まりました。
一口に「ハンドメイド」といっても、その素材や技術・手法は幅広く、よって表現はさまざま。愛のこもった作品ひとつひとつを丁寧に審査し、ハレある第1回あまみハンドメイド大賞が決定いたしました!
受賞者発表と審査の模様をご覧ください。
(写真・文 しーま編集部)
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|いよいよ・・・審査スタート
1月20日、厳かな空気漂う曇り空の中、奄美市名瀬のしーまブログ事務所にて「第1回あまみハンドメイド大賞」の選考会が行われました。
審査員は…
「ハンドメイドマーケットminne」minne事業部より、
エバンジェリスト 阿部雅幸氏・作家活動アドバイザー 和田まお氏
「奄美市」商工観光部商水.情報課フリーランス支援窓口より
麻井庄二氏・稲田一史氏
「しーまブログ」より
代表 深田小次郎・編集長 麓卑弥呼
の6名。
選考ポイントは、
「奄美の自然・豊かさ・時間を表現した作品」
「オリジナルのハンドメイド作品」
この2点のみ。
奄美大島・加計呂麻島からご応募いただいた32名の作家作品を前に、作品からあふれ出る作家さんたちの熱い気持ちをひしひしと感じながらの選考となりました。
まずは審査委員それぞれが推す5点を選出。絞りこまれた作品を前に、審査員全員でそれぞれが感じたこと、思うことなどを率直に言葉にし、協議を行いました。
感じ方は人それぞれ。高いスキルに感嘆し、込められた思いに涙し、今後の期待感に胸を躍らせ、そして時に厳しい目で見つめ直し。長い時間をかけて話し合い、ついに受賞者が決定しました!!
しかし。
当初は「大賞」「優秀賞」「minne賞」の3作品を予定していましたが、絞り切れず・・・急遽、
「大賞」1名、「優秀賞」2名、「minne賞」1名、「しーま賞」2名を選出することとなりました。
選考の様子はminne.magでも公開中!
【イベントレポート】「あまみハンドメイドマーケット」でみつけた、島で生まれる豊かな作品。
|いよいよ受賞者発表!
受賞者は以下の通り(敬称略)。
■大賞受賞/嶺紀子(奄美市)
紬のベビーシューズ
【作品への思い】結婚して、福岡に住んでいる次女が、先週、女の子を出産しました。
1歳の誕生日に履いて欲しくて制作しました。
遠く離れていても、これを見て奄美を思い出してほしい。
そして、奄美を知らない方にも奄美を感じてほしい。
そういう思いで制作しました。
■優秀賞/藤井菊美[KIKURA] (奄美市)
【アマミノクロウサギコスチュームアクセサリー2点セット】
~クロウサギ2wayヘッドドレスとゆらゆらイヤリング~
【作品への思い】大好きなアマミノクロウサギ♪ 触れたい、抱きたい、連れて歩きた~い!・・・できる事なら頭に乗せて♪ そんな私の願いを叶えるべく制作致しました。
[特徴]
【クロウサギ2wayヘッドドレス】
素材:羊毛、チュール、オニキス、金具(ピン、コーム)
ヘッドドレスとブローチの2wayコスチュームアクセサリー。
チュールは着脱可能、TPOや氣分に合わせお楽しみ頂けます。
存在感たっぷりなサイズ感としがみつきポーズが特徴。
瞳にはオニキスを装着、つぶらな瞳がたまりません。
【クロウサギゆらゆらイヤリング】
素材:羊毛、金具(丸カン、イヤリング)
耳元でゆらゆら揺れるクロウサギ。
イヤリングとしては特大サイズですが、フェルト製の為、
思いのほか軽量で耳がちぎれる心配はありません。
[PRポイント]
つけてハッピー!見てハッピー! つけてる自分も周りのみんなも、思わず笑顔がこぼれてしまうコスチュームアクセサリーです♪
■優秀賞/赤木タケル(奄美市)
オブジェ「アカショウビン」/ランプシェード「草刈りシェード」
【作品への思い】
オブジェ「アカショウビン」
酉年ということで、奄美から夏を知らせる渡り鳥を年賀状に載せる為に製作しました。
錆びた鉄板を手で叩きながら作っています。
一枚ものではなく、溶接で数パーツを貼り合わせてあります。
ランプシェード「草刈りシェード」
普段は使い捨ててしまう刈り払い機の刃を電灯のシェードにしました。
手打ちで円錐状に絞り、表面をわざと腐食させて、ディテールを作り、お歯黒で黒染め、クリアで仕上げてあります。
とても硬い材料なので一日に数枚しか作れません。
■minne賞/李大慶&小清水すみ[アシビゴコロ](瀬戸内町)
折り貝のペンダント/大島紬ピアス/魚びらピアス/四葉ピアス
【作品への思い】アシビゴコロは、奄美・加計呂麻島で、夜光貝を主に使ったアクセサリーを製作しています。
奄美大島に生きる素材そのものを活かした創作にこだわり、やんちゃなココロで自然を愛しみシンプルな手仕事を探求しています。
天然の夜光貝を小さなアクセサリーへと変身させるまでには、とても贅沢な時間が費やされています。
極シンプルな機械を使用してハンドワークでカッティングし、丁寧に繰り返し手で磨きあげたモノです。
磨きあげて初めて現れるその光と色彩には、一期一会の感動があります。
作品に触れたみなさまに、奄美の大自然をちょっぴりでも感じていただけることが私共の慶びです。
1、 折り貝のペンダント
貝と貝を組み細工した、まるで折り紙でつくったような和を感じるデザインです。揺れ動くたびに光が拡散し胸元を彩ります。
2、 大島紬ピアス
大島紬の柄をイメージしたデザイン、家紋ようにも見られます。タッセルには泥染めの紬糸をつかっています。
3、 魚びらピアス
天然の島魚のヒレやウロコを使ったスパンコールを花びらにしたものです。魚の加工に長時間、試行錯誤し作りあげたオリジナル製法の作品です。
4、四葉ピアス
フリーハンドでの繊細な花びらのカットが見所です。中心に少しだけ削ったホールには、真珠層が水たまりのようにのぞきます。
※Facebook:https://www.facebook.com/pg/asivigocoro/posts/
■しーま賞/泉幸二(奄美市)
道弾き三味線
【作品への思い】奄美島唄には、欠かせない三味線。道行きながらも練習に余念がない。
奄美の森の主でもあるクロウサギになぞらえて表現してみました。
奄美の奄美たる所以をもっともっと探索して表現し、地元を見直し、そして内外にも広く伝えて行きたいと思います。
■しーま賞/諌山あずさ(瀬戸内町)
黒ウサギのポーチ
【作品への思い】私は、奄美の黒ウサギのポーチを作りました。
色が黒いので、暗く地味に見えますが、動きや顔つきなどよく見るととてもかわいいので、そのかわいらしさを活かした形のポーチを作りました。
特徴は、コーディネートに合わせやすいデニムの生地と、垂れた耳です。
■応募者一覧はこちら
赤木タケル/オブジェ「アカショウビン」・ランプシェード「草刈りシェード」
[アシビゴコロ]李大慶&小清水すみ/折り貝のペンダント・大島紬ピアス・魚びらピアス・四葉ピアス
諌山あずさ/黒ウサギのポーチ
泉幸二/道弾き三味線
内山初美/奄美織りのポーチ・・・夏
オオエシホノ/麻ひもバッグ
柏孝代/ちょっとリッチなフルーツソース(パッションフルーツ)
神田洋子/大島紬の髪飾り
[KIKURA]藤井菊美/【アマミノクロウサギコスチュームアクセサリー2点セット】~クロウサギ2wayヘッドドレスとゆらゆらイヤリング~
藏愛利沙/amami of mermaid
栄田将太/AMAMIボタニカルリース
榮美奈子[capris tete]/amamiものスワッグ
佐田亜矢[自然布処ののや]/芭蕉ヘアゴム
重信紀枝/キラリンキランAMAちゃんピアス・キョラサTSUMUGIネックレス
重村寛子/HAPPY BIRTHDAY decoration paper set ~AMAMI version~
瀬戸口由美子[AMAMI紬工房 ゆみ]/大島紬・お薬手帳ケース
辻原睦美/舞紬(まいつむぎ)
冨永史子/アマミホシゾラフグ アイのおうち ほどけるお手玉
萩原純和/夜光貝の作品「獲物」「縁起物」
花田絵美子/marsa きゅら色ジャムセット
浜口妙子/マリンルックベビーのスタイ・かぼちゃパンツ・帽子 パッチワーク手提げ・ポーチ
林花穂/YURAU・Tシャツ〜珊瑚〜 〜がじゅまる〜
東野勝子/アートde奄美
本田美香[minne:atelierM]/power Island [~オルゴナイトの中に~]
橋口加那[FLOWERCAT(花猫)]/大島紬のひらひら蝶々
井清成/バードコール(擬音楽器)
南郷仁志/手帳型スマホケース「大浜海岸の夏」
増田珠美/慎ましやかに拡散!居場所のあるBag
嶺紀子/紬のベビーシューズ
盛亜紀子/remember me
矢野亜美[room 505]/鉱石レジン羽ブローチ -AMAMI-
豊真喜子[snail-makko]/『Lucifer~明けの明星~』
(敬称略)
作品の一部写真を紹介します。
amammy編集部
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